葬 儀 あ れ こ れ
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先ず喪主と世話人を決める。
まず喪主を決める。喪主は、遺族の代表であり、墓の建立や納骨、その後の法要なども執り行う。
一般的には、故人の配偶者、または子どもあるいは親が喪主をつとめるが、配偶者がいない場合や高齢でつとめるのが無理な場合などは、近親者が喪主になる。
喪主や遺族に代わって、葬儀の進行をとりしきってもらう世話人代表も決める。親類や故人の友人、会社や町内会の人たちのなかから経験のある人に依頼するとよい。
世話人代表の仕事は、菩提寺や葬儀社などへの連絡、葬儀の通知、式次第、それぞれの係の人選、弔問客の接待、香典の受付と管理、費用の出納、車の手配など。それらを世話人とともに手際よくおこなわなければならない。世話人の人選も、原則として指揮官である世話人代表がおこなう。葬儀の規模に応じて世話人もそれなりの人数が必要になる。
世話人代表や世話人は、できれば故人とかかわりのあった人たちにお願いしたいところだが、難しい場合は葬儀社に頼んで手配してもらうこともできる。
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焼 香
導師から合図があったら、喪主以下。席次の順に焼香を行う。
左手に念珠をもって、祭壇の前に進み、導師に合掌一礼して焼香台の前に進む。仏前に向かって合掌礼拝し、右手の親指と人差し指の先でつまんで軽く祈念してから香炉へ入れる。
焼香は、故人を想いながら冥福を祈り、平安な気持ちで行う。「三宝(仏・法・僧)」に帰依するという意味で、香をつまんで祈念する動作を三回おこなうこともあるが、一回でもよい。
真心を込めて故人を供養することが本来の目的である。
一般参列者は、順番が回ってきたら、次の人にあいさつして仏前に進み、遺族に一礼してから焼香を行う。
なお、狭くて身動きしにくい場合は、座ったまま香炉を順番に回して焼香する「回し焼香」をすることもある。(自宅で行う通夜の時など)
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焼 香 の 順 番
焼香は、故人と血縁の濃い順に行うのが原則だが、地方によっては本家と分家の関係や、夫方の親戚と妻方の親戚の社会的地位などを考慮して順番を決めることもある。
一家の主人が亡くなった場合の一般的な順番は次のとおり。
@ 喪主(配偶者または長男が一般的)
A 姓が変わっていない子ども
B 姓が変わった子ども
C 故人の父母
D 故人の配偶者の父母
E 故人の孫
F 故人の兄弟姉妹
G 故人の配偶者の兄弟姉妹
H 故人のおじ、おば
I 故人の配偶者のおじ、おば
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