まずはじめに

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まずはじめに

 東日本大震災は戦後最大の被害をもたらし、原子力発電所事故は被害の深刻さだけでなく国の根本的なあり方が問われている。
 そして、地震や津波は100年に一度の被害、1000年前の地震に匹敵する規模だと言われ、同一地域に住む限り二度は被災しないばかりか、津波などは一度も経験せずに生涯を終わる場合もある。逆に言えば巨大地震や大津波は多くの人にとっては初体験ということになる。
 したがって、地震や津波から命と暮らしを守るには過去の経験を生かす必要があるとの声が被災者や専門家など各方面から上がっている。
 そこで先ず、長生郡市の郷土の歴史書を辿り、過去の房総の地震、津波による被害状況や教訓について考えてみたいと思います。