榊(さかき)について
榊(さかき)は、暖地の山林に自生するツバキ科の常緑樹。その名前の由来には、神が住まう聖域と人間社会との堺を示す木=「堺木(さかいき)」や、
栄える木という意味の「栄木(さかき)」が転じたとする説など諸説があり、古くから神木として神社での神事などに用いられてきたそうです。
つまり、神棚に榊(さかき)をお供えするのは日本独自の文化です。
神棚に榊を飾ることについても、神棚が神様をおまつりしている神聖な場所であることを示すという意味を持っています。
榊の飾りかたは神棚の手前に左右それぞれ二ヶ所飾ります。(下の写真のように)
毎月一日と一五日に新しいものに替えるのが一般的のようです。
もし一日か十五日を待たずに枯れてしまった場合には、枯れたままの榊を飾っておくのは失礼なので新しくしましょう。
榊は榊立てにさして飾りますが生花の場合はこまめに水を替えるようにし、緑を絶やさないようにします。
(木の枝や葉っぱものは、 2~3日に一度でもいいので、たまにお水にざばっとくぐらせてあげると長持ちします ^^)
葉っぱそのものがお水を吸いますからね。霧吹きでもいいです~)
最近は手入れの手間がいらない光触媒などの造花の榊も多く出回っており、生花の榊ではなく造花の榊を飾る家庭も増えてきているようです。