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日 蓮 宗 の 葬 儀 (2013-5-26記) |
葬儀は、故人と最後の別れを惜しみ、故人を 人生のなかで、死というもっとも大きな悲しみを克服するには、宗教的な救い以外はないといってもいい。釈尊は人生の苦をみつめて出家し悟りを開き、日蓮聖人もまた世の無常を感じて出家し、人間存在の本音を知った。 日蓮聖人は、南無妙法蓮華経ととなえることによって、久遠釈尊の救いにあずかることができると説いている。法華経を信仰するものは、死後、霊山浄土におもむき釈尊とともに生きることができるのである。また、葬儀をおこなうということは、故人の冥福を祈るとともに、自分が両親をはじめ先祖代々無数の縁によって生かされていることを自覚し、これからの人生をよりよ生きていくための出発点でもある。 一般的に故人との最後の別れの儀式を「葬儀告別式」というが、葬儀と告別式は本来意味が違う。葬儀とは、近親者による宗教儀礼であるのに対し、告別式は友人や知人、会社関係など社会的な必要でおこなわれるものである。 》》》》》 葬儀ならわし 《《《《《 |