大祓

 
*当地では、形代は総代により各戸に配られた後、回収され、神社に届けられる。
 
大祓形代
大祓形代
 
大祓は人々の心身に種々と災害が起る原因を取除き幸福と繁栄を迎える為に知らず識らずに犯した諸々の罪穢を祓い清める神事であります。
画像右の形代が袋の中にはいっております。その人形(ひとがた)に各自の姓名・年齢を記し、息を三度吹きかけ心身の罪穢を撫で移して神社へお持ち下さい。
神社では大祓式を厳修し、のちに河海に流し清めて氏子各位の罪障消滅を御祈念致します。
ご祈祷料は、画像左の袋の中に、形代と共にお入れください。
 
ご祈祷料はお気持ちをお入れください。決まりはございません。
大祓形代
形代(かたしろ)の扱い方
 
形代に男女別(白:男性 赤:女性)にそれぞれご家族一人ひとりの氏名・年齢(かぞえ年)を記入し、
身体の左右左を撫でて厄を移します。息を三度吹きかけてください。
 
      大祓の神事について
 
大祓とは、知らず知らずのうちに犯したであろう罪や過ち、心身の穢(けがれ)をはらい清めるための神事です。古来より、宮中や神社では恒例の祓として、六月と十二月の晦日に行われてきました。六月の大祓を夏越(なごし)の祓、十二月の祓を年越しの祓ともいいます。
大祓には形代(かたしろ)(人形…紙を人の形に切り抜いたもの)に、自分の罪や穢を移して、それを海や川に流します。
 
      大祓の時、体にかける紙ふぶきのようなものは何
 
それは切麻(きりぬさ)と言います。本来、麻苧(あさお)を細かに切ったものと思われますが、今日では半紙を細かく切って混ぜています。
大祓には日頃の罪穢を祓うために、”切麻”や榊に紙垂(しで)をつけた”大麻”(おおぬさ)での祓い、息をふきかけ罪穢を移す”人形”、”茅の輪くぐり”などの行事があり、各神社では伝統に則って、これらの行事を組み含わせて大祓を行います。
      大祓式では罪穢をどのような方法で祓い清めるのか。
 
大祓では形代に自分の名前と年齢を書き、息を吹きかけ身体を撫でることで自分の罪穢を移し、それを我が身の代わりに清めてもらいます。
この大祓式は全国の神社で行われますが、この時に”茅の輪くぐり”の神事が行われる例が多く見受けられます。
これは茅草で作った大きな輪をくぐることによって、半年間の罪穢や疫病を祓うものです。茅の輪の起源については”備後風土記”という書物に、蘇民将来という心正しい者が善行して、神様から茅の輪をもらい腰につけ、疫病から救われたという話が書かれており、茅の輪は厄除けのしるしであることが分かります。
茅の輪のくぐり方
茅の輪
 
 
 
 
左の画像は茅の輪のくぐり方です。
お参りの仕方は、輪をくぐる前に一礼して頂き、左→右→左の順番で8の字を描くように回って頂きます。
 
 
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最終更新日:2014.08.03
 2011.8.28〜