七渡界隈で視うけられる新盆の光景をご紹介いたします。2010-08記
お 盆 の 棚 飾 り 新盆だけじゃなく毎年飾っていたような記憶があります。(新盆の棚は豪華) と こ ろ で 新盆とは、人が亡くなり49日法要が終わってから最初に迎えるお盆のことを言い、通常のお盆よりも手厚くご供養します。 |
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あくまで一例にすぎませんが、仏壇の前に棚を飾ります。 絵にはありませんが前側の二本の竹にススキを上下切り揃えて巻きます。 @.青竹(棚飾りを行う日に竹山に行って切ってきた記憶があります。)竹を一周する布(どんなものか忘れました)を張る。 A.ほおずき B.先祖の過去帳 C.五具足(左右両脇にローソクを立て、中央に香炉、左に花立)仏壇の飾り方参照 D.ナスの牛、キュウリの馬(お盆には、ご先祖様達が帰って参ります。来るときは馬に乗って早く、帰りは牛でゆっくりと。) E.リン(鈴) F.盆灯篭 G.真菰(まこも)のゴザ 左図の色紙(緑、青、白、赤、黄 等)を指定通りに裁断し飾りを作ります。ほおずきと同じ場所に飾ります。 (作成者「多聞庵の日々」さんの了解を得て引用しています。) |
お 盆 の 庭 飾 り | |
左図のような飾り付けを行います。 左右は下の写真の竹で造った灯篭を配置します。中に蝋燭を立てお盆中は夕方から灯をともします。 中央は、ガス灯です。支柱には、竹か丸太で造ったものが使われます。お盆中は夕方から灯をともします。 網目の模様は、荒縄で編んで行きますが編み方はよく覚えていません。 竹で造る灯篭は、お盆の前に親戚などが集まって灯籠張り(造り)をします。 竹山から直径10センチ程度の竹を切り十文字に竹を割り(先の方から4つに割る)中に蝋燭を設置する台を作ります。 (台は、木製か竹で十文字か丸く造り)真ん中に釘を立て蝋燭を乗せます。 竹を割るにはこんな道具もあります。 |
お 盆 の 竹 の 灯 篭 飾 り | |
これは、お墓から自宅までの道の角々に設置します。(家までの道(道の角々で迷わないように建てる)に迷わぬようにと聞いた覚えがあります?) 新盆から三年間(三回)、毎年飾ります。 幾日までこの灯篭を飾っておくかは裏盆(盂蘭盆ではありません)までとお聞きしました。 では、裏盆は幾日でしょうか? 8/24の地蔵盆はお地蔵さんの縁日で、お盆を避けた、主に無縁仏の供養である裏盆ということらしいです。 夕方になると毎日この灯篭に新盆宅の方が火を灯します。(灯篭には、一か所灯を着けやすいように窓を設ける工夫がされています) ビニールを被してあるのは単に竹に巻いてある紙が雨で溶けてしまうのを防いでいます。また、色紙でカラフルに飾りをつけているお宅もあります。 紙垂の紙(五色)は,盆用品の一つとして、売っております。 (昔は、行商人が各家まで廻って売り歩いていました) 緑 ・ 青 ・ 白 ・ 赤 ・ 黄 |
お 盆 の お 墓 の 飾 り | |
これは、家に飾るのと同じようにお墓にも飾っているものです。 真ん中にガス灯を配置しています。 近頃は、お墓の地面も砂でなくなってきたので建てるのには難しくなってきました。 (ここの地面は、砂になっていました。) ここのお墓は、地面が砂地でガス灯や竹で出来た灯籠は、設置しやすくなっています。 竹で出来た灯籠は、雨が降った時を考慮しビニールで覆っています。 |