地 域 の 話 題 本文へジャンプ
千葉県茂原市七渡のちょっとした話題


七渡で話題になっている事柄を紹介していきます。

問題になっている電気柵について!
  ●イノシシや鹿を追い払う為の電気柵  
 今年になって「電気柵」で事故が確認されました。

 電気柵の効果は、動物に電気ショックを与え動物を追い払い、大切な農作物を守るシステムです。

 電気柵は
「1.電気ショックによる痛み」

「2.柵は危険だと学習させる心理柵」


の2つにより、動物の慣れを防ぎ、長期的に農作物を守る効果があります。
 田畑の周囲に張った柵線に間欠で衝撃電流を流します。動物が触れると、衝撃電流は、動物から地中を伝わってアース棒から本器に戻ります。この時、動物に強いショックを与えます。
 
 <電気柵>には、その 使い方 や 法律 があります。
 
 電気柵を設置される場合次のことに注意
 
 ・商用電源(AC100Vまたは200V)を直接 さく線に通電することは非常に危険です。法令違反でもあります。絶対にしてはならない。
 ・商用電源(AC100Vまたは200V)を電源とする機種を使用の場合 電源に漏電遮断器を接続する必要があります。このことは法令で定めてあります。ACアダプター使用の場合も同様です。
 ・全ての電気柵には危険を表す表示板を掲げてください。このことも法令で定めてあります。
 ・張設してある電気柵の電線には接触しないでください。 ペースメーカ使用中の方は特にご注意するようお願いいたします。
 ・ラジオやテレビ等に電波障害を与えてはいけないことになっています。
 ・商用電源(AC100Vまたは200V)を電源とする機種には製造メーカにおいてPSEマークの表示が法令により義務化されております。


2015-7-24 記
電気柵とは



電気柵のまとめ

外来種「ミズヒマワリ」にご注意ください!!
  ●ミズヒマワリの異常発生  
 今年になって「ミズヒマワリ」が繁殖している区間が確認されました。

 この外来種は、人の手で除去焼却する以外に処分の方法がなく

 草刈り機等で刈り取りしますと飛散し、生育範囲が拡大してしまいます。
 この水草が繁茂しますと、排水路の水流を阻害してしまいますので注意ください。
 
 駆除する場合は、外来生物対策指針に基づき、環境省への確認手続きあるいは認可申請を経たうえで他への飛散が無いように実施しなければなりません。
 
 つい最近 長生村一松 驚 地区で繁殖が確認されました。
 
 ミズヒマワリは、キク科ミズヒマワリ属水草の常緑多年草。中南米原産で、特定外来生物に指定されている。
 第二次大戦後に人為的に国内に移入された。
 高さは、50〜200cm。花期は、8-10月で白い花を咲かせ緩やかな流れの水辺で生育する。
 生長速度が速く、繁殖能力は、強い。
 1995年に愛知県豊橋市の河川で確認される。現在では、関東、東海、近畿まで分布拡大している。
 見分け方は、葉が、ヒマワリに似ていて、遠目にみて、セリ科の植物(セリやドクゼリ)の花と見間違う可能性があります。


2013-8-22 記
ミズヒマワリの異常発生

葱について
  ●ネ ギ に つ い て  
 ネギの生産量は圧倒的に関東が多いです。(ここ七渡も出荷に貢献していますよね!)
上位3県は千葉県、埼玉県、茨城県となっており、ベスト10中5県がランクインしています。
この統計データは出荷量を重量で集計されています。栽培面積もほぼ順位に沿ったものです。

もっともネギが甘く美味しく成るのは晩秋から春先になり、その頃が旬の時期と言えるようです。


  
品種
 1月
 2月
 3月
 4月
 5月
 6月
 7月
 8月
 9月
10月
11月
12月
七渡ネギ                        
赤ネギ                        
万能ねぎ                        
わけぎ                        
アサツキ                        
シブレット(チャイブ)                        
 

ネギの世界ランキング

  
国名
生産量
順位
割合
中国 83万8,300トン  1位 23.36%
日本 54万3,900トン  2位 15.16%
韓国 41万7,229トン  3位 11.63%
ナイジェリア 23万5,500トン  4位 6.56%
チュニジア 21万5,000トン  5位 5.99%
ニュージーランド 20万4,900トン  6位 5.71%
トルコ 16万5,478トン  7位 4.61%
エクアドル 9万4,500トン  8位 2.63%
北朝鮮 8万7,700トン  9位 2.44%
メキシコ 8万1,800トン 10位 2.28%
 (2010年)※中国の値には香港、台湾が含まれています


2012-12-9 記
ネギ出荷量

トンボの異常発生
  ●トンボの異常発生  
 今年は、何故かトンボの異常発生があります。

 写真では、判りずらしですが田んぼの一面にトンボが舞い異様な光景です。
 管理者は、トンボについても無知の異常発生の原因はわかっておりませんが
 誰でもここら辺では見ることができました。

 写真は、H24.6.30に撮影したものです。

2012-7-14 記
トンボの異常発生

近郊のすずめばちについて
  ●スズメバチの種類について  
 

キイロスズメバチ

コガタスズメバチ

オオスズメバチ

働きバチの体長

17〜24mm

21〜27mm

27〜40mm

女王バチの体長

25〜28mm

25〜29mm

43〜45mm



姿

キイロスズメバチ

コガタスズメバチ

オオスズメバチ



黄色の長毛が体を覆うため飛んでいるときは黄色く見える。

黒褐色の体に黄色の縞がある。

世界でも最大級のスズメバチ。

餌になるもの

各種昆虫、クモなど。

各種昆虫、クモなど。

各種昆虫の他、他種類のスズメバチやミツバチを襲うこともある。

巣の形

球  形

最初は逆トックリ形で、発達すると球形

球  形

巣を造る場所

軒下、屋根裏など。

庭木や生垣の木の枝。

土の中。舗装してある市街地には住めない。

危 険 度

人家に巣を造ることが多いので刺傷事故が最も多い。

 

オオスズメバチの次に危険。

木の枝に巣を作るため見つけにくく、剪定中や草刈り中に誤って巣に触れて刺される。

 

他に比べると低い。

縄張り意識が強く、巣に近づいたり、食事中に近づいただけでも刺されることがある。

 

最も危険度が高い。



2011-10-26 記
スズメバチの一生

スズメバチの一生(一度作った巣を、次の年に再び使うことはありません)

茂原市産平成23年度産米の「安全宣言」について
  ●お米の放射線量について  
 千葉県は、稲わらや野菜などから放射性セシウムが検出されていることを受け、これから収穫期を迎えるお米についても放射線量の検査を行うことを全国で初めて決めました。

 お米の放射線量については、次々と測定結果が出てきている。報道では検出した3件だけが目立つが、実際は300件近い不検出についても注目しなければならない。
 放射能も時間が経過して、何でもないと言う根拠のない楽観主義者と、極端な危機意識の人とに2分してきた。どちらも科学的な態度ではない。
 お米については、相当に高いだろうと予測していた地域でも、結果は50ベクレル程度である。100ベクレルを越えるような所があるとすれば、
 田んぼの土壌は5000ベクレルを越えていると言うことになりそうだ。山や木を汚染し付着した放射能が、水に溶けて流れ出すことが少ないようだ。
 現状で、日本中に存在する放射能は、ミネラルと結合して存在する。あるいは何かに吸収された形で存在する。

 何はともあれと言ってしまってよいのかわかりませんが、
 茂原市では、8月中旬から米の収穫が始まるため、米を生産している、10か所を選んで玄米の段階で放射線量を検査しHPに結果が掲載されました。
 検査の結果、国の暫定基準値を下回り、米の出荷、販売、譲渡、贈答が出来るそうです。


2011-8-31 記
JA長生からのお知らせ

イノシシ(イノブタ)について
  ●生態  
 菜食にこまらない 所に移住し、山畑山田・造林地等を掘ってよく荒らします。
 活動は、日没後しばらくしてから明け方まで活動します。人気のないところや小雨の時、仔連れの牡は夕方早くから活動し一晩の行動範囲は、おおよそ2〜3km交尾期には、10倍以上に及びます。

  ●分類  
 日本には"ニホンイノシシ"と"リュウキュウイノシシ"の2種類がいます。イノシシ(猪、豬、Sus scrofa)は、ウシ目(偶蹄目)・イノシシ科に分類される動物。十二支のひとつ(「亥」)に数えられる動物の一つであり、犬と同じくらい鼻が非常に敏感で神経質な動物である。

  ●生息  
 現在生息しているイノシシは、狩猟目的のためイノシシ・イノブタを1980年以降に複数回放獣したとする情報も得られていることから、これらの放獣個体が繁殖した可能性が極めて高い。
 ただし、一度絶滅したという確証は得られていないことから、現在生息するものの中に在来個体群の遺伝子が一部残存している可能性は、現時点において否定できない。

  ●被害対策  
 イノシシの被害対策のための基礎知識
 1つに防護柵の設置がある。柵は、高さよりも潜り込み対策を重視し設置する。
 習性は、跳ぶよりくぐる方が安心、柵の中の作物が見えると諦めない。
剛毛は、電気を通さず鼻の方が良く通す。助走はせず障害物から30〜40cm手前で踏み切って跳ぶ。
捕獲は、山に沢山いるイノシシを減らすよりも、畑に出てきているイノシシ1頭を捕獲する方が効果が高い。
 イノシシも農作物をしっかりと目で見ている。嗜好性の高い農作物が畑のん中に見えると柵があっても必死になって柵内に進入しようとする
被害を受けやすい農作物は畑の中央部分で栽培して、トウガラシ、シソ、コンニャクのような嗜好性の低い農作物を目隠しとして畑の外側に植えると良い。
     2013-06-01記

  ●食性  
 雑食性でなんでも食べる地中の餌は鼻先と牙で深く掘り、好物の山百合・山芋根栗・カシの実・ソバ・トウモロコシ・大豆等虫の幼虫なども食べ、サワガニ・ヘビ・ミミズなどこのんで食べます。

  ●天敵  
 猟師、キツネなどの天敵が減って、イノシシの子どもの天敵であるキツネやタヌキが病害で姿を見せなくなった。イノシシと野生化した豚が交配したイノブタが最近増え、繁殖力が強い。イノシシの天下となる好条件がそろう。


2010-1-6 記





ハクビシン(白鼻芯)について
  ●生態  
 得意の木登りを活かし果実・種子などを採って食べます。
 活動は、夜行性なので昼は野山や木の樹洞などの巣穴にこもり、夜動き出します。そして、性格は凶暴で時には可愛らしい外見からは想像できない攻撃性を持つこともあります。

  ●分類  
 ジャコウネコ科の小動物で、日本列島のほぼ全域に生息しています。

  ●捕獲対策  
 ホームセンター等の農業資材販売場に「トラバサミ」があります。この「トラバサミ」で、比較的容易に捕獲できます。

  ●総合対策  
 農作物被害は、イノシシやサルのように派手ではない。完全な夜行性であるため、人目に触れることも多くない。
しかし、ハクビシンは人の生活圏にすっと入り込み、個体数を増やしていく。家屋への侵入と、農地への侵入の両方を防ぐことで被害対策は、効果的に進む。

2013-06-01記

  ●特徴  
 母子を中心とした家族で生活しており、10〜20頭程度の群れをつくることもあります。長さ約50cm、体重2〜3kg程度です。 オスのほうがメスより大きいので見分けがつきます。ネコのような体つきで、鼻筋が長いのがポイントです。また、足の指の前後が人間と同じで、共に、5本あります。 このため、足の指の数が、4本のタヌキ等とは、足跡で見分けられます。

  ●食性  
 植物食中心の雑食性で、果実、種子、小動物、鳥、鳥の卵などをたべる。なかでも果実を好む。植物に限らず、鳥、カエル、昆虫などの小型動物を食べることもあります。

  ●天敵  
 有力な天敵はあまり見つかっていない。生存競争のライバルは、タヌキやアライグマです。


2009-12-24 記


ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)について
  ●生態  
 今年は4月中の気温が高く、ジャンボタニシの活動が早まり、田植え後の食害が目立ちました。ジャンボタニシは 近隣では、長柄町を除く6市町村で生息が確認されています。
 4月水田に水が入る頃、越冬貝が活動を始めます。
 田植え後3週間(8葉期)位までの柔らかい稲の葉を食害します。
 深水管理では貝の活動が旺盛で、食害を受けやすい傾向があります。
 成貝は夜に水上に出て稲の茎や畦畔・用水路などにピンク色の卵塊を産卵します。

  ●分類  
 熱帯・亜熱帯(原産地 中・南米)の淡水生大型の巻貝である。在来の田螺類と近縁で、鰓呼吸もするが、肺様器官も持ち 呼吸管を水上に伸ばして直接空気を吸うことができる。

  ●卵  
 卵塊の大きさは、通常長さ3cm、幅1.5cm程度である。濃いピンク色で中に数百の卵を含む。条件が良ければ、2〜3日に1回 産卵し、これが2〜3ヶ月続く。孵化までの期間は、25℃の場合約三週間である。孵化率はあまり高くない。

  ●成長・寿命  
 成長は早く、条件が良ければ約2ヶ月程度で成熟する。オスは殻高25mm、メスは30mm程度で繁殖可能になり、最終的には メスのほうが大きくなる。日本の水田では、基本的に1年数ヶ月の寿命である。

  ●環境耐性  
 乾燥に強く、水が少なくなると土の中に浅く潜る。深さ6cm以内に80%以上が存在している。このまま半年以上水がなくても 生き延びることができる。
 耐寒性は高くなく、気温マイナス3℃が3日以上続くとほとんどの個体が死んでしまう。野外の越冬率は、10〜70%で、 場所により大きく異なる。殻高2〜3cm程度の貝が最も寒さに強い。

  ●食性  
 何でも良く食べ、植物質の柔らかい草を好む。動物質の餌も好む。健康な大きな貝同士が共食いすることはない。 水田で秋になって食べ物が少なくなると泥を食べて中の微生物や有機物を摂っている。

  ●天敵  
 有力な天敵はあまり見つかっていない。ドブネズミ、アイガモ、クサガメ、コイ、アメリカザリガニ、アカミミガメなどの 10種類は捕食することが分かっている。


2009-11-06 記、2013-10-19 追記



七渡のジャンボタニシ

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の防除
 近年、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の発生が拡大しており、水稲では田植直後の苗が食害され欠株などの被害が発生しております。ジャンボタニシを根絶することは困難です。 薬剤による防除や石灰窒素による防除・耕種的な防除を組み合わせて行い、被害を軽減しましょう。
  ●4月〜5月----田植え前後。最も食害が多い時期  
  • 入水時の水田取水口に網目5mm以下の金網を設置し、貝の侵入を防ぐ。
  • 箱施用剤としてパダン粒剤4を使用する。
  • 気温が上昇すると貝の活動が活発になるため、移植時期を早め、速やかに活着させ、移植後2〜3週間は水深が四p以下の浅水管理を行う。(タニシは水深の深いところに多く生息します)
  • スクミノンキタジンPなど登録のとれた薬剤を適正に散布する。
  • 卵塊(産卵後すぐの赤いもの)は見つけ次第、水中へ払い落す。

  •   ●9月----稲の収穫後  
     まだ秋が深まる前(水温で15℃以上)に湛水状態を3〜4日続けられる圃場であれば、石灰窒素の散布も有効です。 翌年の施肥設計を勘案し20〜30Kg程度の散布量に抑え、散布後は5〜6日湛水状態を保ち、自然滅水させます。

      ●1月〜2月----厳寒期  
     排水を行い、圃場を耕うんします。越冬中の貝を破壊すると同時に、田面を乾燥させ、越冬中の貝を寒さにさらすことで殺貝します。 耕うん時は走行速度をなるべく遅くし、回転数を早くします。

      ●その他  
     田面の均平をなるべくとる、越冬場所ともなる用排水路の泥上げを行うなどの行動をなるべく大面積(地区全体)で行うとよいでしょう。
     タニシの被害は深水のところに集中します。代掻きを丁寧に行い、できるだけ均平にし、浅水管理ができるようにします。
     成貝・卵塊とも地域ぐるみで補殺する。
     本田、休耕田、畦畔の立姿雑草(ヨシなど)は除去する(産卵場所の撤去)
     稲わらの鋤きこみを兼ねたロータリ耕転で貝殻を破壊し死滅させる。
     刈り取り後、湛水状態にし、3〜4日後に石灰窒素を10a当り20〜30キロ施用。

     ジャンボタニシは、植え付け直後の苗を食害する外来生物です。
     水田の畦畔や水稲に付いている明るいピンク色のかたまりは、
    ジャンボタニシの卵です。
     今まで発生が見られなかった地域にも拡大しています。
     ジャンボタニシは見つけ次第捕殺し、
    卵は水中に沈めてしまいましょう。
    (産みたての卵は水中では生きられません。)


    2009-12-16 記
    2010-04-01 追記

    2011-07-06 追記

    時期別の被害軽減対策 2010-02-21追記


    ジャンボタニシ
    ジャンボタニシ(2本の角が特徴)