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地名と伝説

郷土史家 星野正氏の著書 平成元年

『茂原市の地名と伝説』より引用

                七   渡   村
 七渡は、小さな島が集まって村をつくっている。現在の 本納街道が造成される以前、木崎・谷本方面の人は、七渡を通って本納方面に行った。谷本や小轡の 道路はある程度直線であったが、七渡に入ると、曲がりくねった道であった。
七渡は、小集落の集合して一村を形成している村である。東郷地区は、水田が多く各農家は
富有であった。このことを証明するものは七渡には昔「龍堂寺」という真言宗の巨刹があった。
報恩寺には龍堂寺の銘のある古い鐘が現存している。
また龍堂寺の周辺には二つの塚がある。
寺はその後日蓮宗の僧侶によって同じ場所に創建され「龍鑑寺」と名づけられた。
 七渡の小字は、五十五あります。
「御経塚」は普通改宗の行われた村には何処にもありただ 「経塚」とよんでいるが、ここでは「御」をつけている。これは村人の信仰心の厚いあかしと思う。

著書『茂原市の地名と伝説』から引用(郷土史家 星野正さんの著書 平成元年)
出版年月日 1989年 ページ数等 : 250p 大きさ : 22cm

著書が閲覧できるところ

  • 成田山仏教図書館蔵書 0044-0186 http://koueki.net/narita/023/234/narita223352.html
  • 千葉県立図書館 中央 9200307270 /C2924M /H92 /1 個人貸出 不可
  • 千葉県立図書館 中央 9200115673 /C2924M /H92 /1 個人貸出 不可
  • 千葉県立図書館 西部 1100801786 /C2924 / 2 / 個人貸出 可能
  • 茂原市立図書館 http://opac.library-mobara.jp/

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